Athens





 ムサカ(Μουσακάς)は、バルカン半島からエジプトにかけての東地中海沿岸で作られている伝統的な野菜料理です。中でもナス、ひき肉、ベシャメルソースを重ねてオーブンで焼き上げる、ギリシャ風のものが最もよく知られています。作り方には様々なバリエーションがあり、羊のひき肉が一般的に使われるようですが、今回は合い挽き肉を使ったシンプルなレシピにしました。

材料(2~3人分) ※20cmサイズのラザニアプレートを使用

ハム牛豚合い挽き肉250g
ナスナス(輪切り)2本(大きいものなら1本でも大丈夫です)
タマネギタマネギ(粗みじん切り)半分
トマトホールトマト1缶(約400g)
オリーブユ(オリーブ油)オリーブ油大さじ 2
バターバター40g
コムギコ(小麦粉)薄力粉大さじ 1 / 大さじ 4
チチ(乳)牛乳200cc
シオコショウ(塩・胡椒)塩・コショウ適量
タマゴ(卵)卵(卵黄のみ)1個
チーズパルメザンチーズお好みで


作り方

1.厚さ1cm程度に輪切りにしたナスに、塩・コショウ、薄力粉を満遍なくまぶしておきます。フライパンにオリーブ油を中火で熱して、ナスの両面を焼きます。この時、ナスは油を吸いやすいですので、オリーブ油は2回に分けて入れると良いでしょう。
2.フライパンからナスを取り出し、ラザニアプレートの底に敷きつめます。そのままのフライパンにひき肉とタマネギを入れて、強火で炒めます。
3.タマネギが透き通ってきて、ひき肉にも火が通ったら、ホールトマトを入れて中火で10分ほど煮詰めます。焦がさないようにときどきかき混ぜて下さい。水分が無くなってきたら、塩・コショウで味を整えます。(スパゲッティのミートソースの味付けでOKです)
4.出来上がったソースをラザニアプレートのナスの上に流し入れます。スプーンなどで平らにならしておきましょう。
5.別のフライパンにバターを弱火で熱して溶かし、薄力粉 大さじ 4を少しずつ入れて滑らかになるまで馴染ませます。牛乳を2、3回に分けて加え、全体的にとろみが付いたら火を止めます。
6.卵黄を入れて手早くかき混ぜて、塩・コショウで味を整えます。ラザニアプレートの中に流し入れ、全体にならしておきます。
7.上からお好みの量でパルメザンチーズを振りかけて、250℃に予熱したオーブンで8~10分ほど焼き、キレイに焦げ目が付いたら完成です。オーブンによって火加減が違うので、焼き時間は様子を見ながら調整して下さい。そして、熱いので火傷にも注意しましょう。

ひき肉とナスのムサカ






















 材料を減らして小さいプレートで作ったり、グラタン皿などで一人分ずつ小分けに作っても良いと思います。羊のひき肉が手に入るようであれば本場式を試してみたり、ナスの代わりにズッキーニやジャガイモを使ってみても美味しく出来上がるので、是非試してみて下さいね。
BR023